
海を見ながら、Salute(サルーテ)!
私は幼い頃から海外に憧れ、国際結婚に憧れていた。
だから、夢が叶ったといえばそうである。でも、理想とは少し違った。
彼とは、付き合った当初から結婚しようと言われていた。
でも私はすぐには返事ができなかった。イタリアに来たのは勉強のためで、日本に帰って学んだことを活かした仕事をしたいと思って、そのために何年も計画しお金を貯めてやっと来た。
このままイタリアに残ってしまったら、今までの努力が台無しになる。
そう思い、彼を置いて帰国した。彼と離れることも、イタリアと離れることもとても辛かった。
でもそれから4年が経った今では、離れていることにも慣れてしまっていた(笑)
ほぼ毎日Skypeをし、年に1,2回は長期で滞在し、日本では自分のやりたいことをし、彼ともイタリアとも付かず離れずの関係を保っていた。
しかし、5年目に入ってこのままじゃいけないと思ったものの、彼と別れることも、思い切って結婚を決めることもできずにいた。
そんな優柔不断な私を見かねたのか、神様(イエス様?)は私に小さな命を宿らせた・・・
というとロマンチックだが、できてしまった。
最初は戸惑ったが、でもそのおかげで踏ん切りがついた。
それから私は国際結婚について調べ、一人で手続きをし始めた。
色々と面倒で、スムーズに行った方だとは思うが3ヶ月はかかった。
何が一番時間がかかったかというと、のっけから婚姻届を送っても届かなかった。イタリアは速達で送れないと言われ、「普通」で送ったのが悪かったのか、2週間たっても届かず、再度送りなおした。
今度は「書き留」で送ったのだが、日本を出たら追跡できないと言われ不安だったが、なんとか1週間経ってやっと向こうに届いた。
それから彼にサインと必要書類を送ってもらい、約2週間かかって(土日を挟んだせいもあって)やっと私の手元に届いたのだった。
その後、私の書類と一緒にイタリア領事館に送り(それも色んな規定があって面倒だった)、1週間経っても返信されなかったので催促すると(この催促がイタリアの手続きでは重要らしい)、さらに1週間たってやっと返信された。
で、ようやく婚姻届に記入したり、証人にサインをしてもらったり、普通の作業をしてやっと区役所に提出することができた。ホッ

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